校長より
ごあいさつ
令和4年度に設定した、「校訓 『進取 友愛 節度』のもと、高い志を持ち、変化の激しい社会において自らの未来を切り拓き、『地域共生社会』の担い手となる人材を育成する」という学校教育目標に基づき、令和5年度より「新時代に対応した高等学校改革推進事業」の指定校となり準備を重ねてまいりました。そして、最終年次となる令和7年度においては、いよいよ新時代における「新しい普通科」として他校のモデルとなるべく、グローカル探究科(1学年240名定員)をスタートさせ、この一期生の生徒にとっても教職員にとってもワクワク感のある学校づくりに取り組んでいます。「グローカル」とは、グローバル(global)とローカル(local)を重ね合わせた造語で、国境を越えた地球規模の視野と,草の根の地域の視点で,さまざまな問題を捉えていこうとする考え方を意味します。本校ではこの考え方を基に、「探究活動」という他者に課題を与えられるのではなく、自身で課題や問いを設定し、探究的な見方・考え方を働かせた学びを進めております。
そして、校長着任以来、「自他をリスペクトする力」と「自己主導性~自分で考え、判断し、主体的に行動する力~」の育成を学校の原理原則とし、探究活動や教科学習だけにとどまることなく、学級経営・部活動運営等あらゆる教育活動の場面で進めてまいりましたが、これについては、さらに深化させるべく取り組んでまいります。
従来の教育において重きを置いていた正解を教える「指導」から、安全安心なガードレールを敷設したうえで生徒自らが動き、主体性を発揮できる環境づくりを土台に進めていく「支援」としての教育への転換。この意識がまだまだ浸透していない現状の社会において、いかに浸透を深めていくかは私自身にも突き付けられた大きな課題であり、昨年 12 月には、FC今治高等学校学園長でサッカー元日本代表監督の岡田武史氏にも本校へ足を運んでいただき、教育講演会を開催し、地域の皆様とともに学びを新たにしたところです。こういった今後求められる教育の方向性について、本校の取組と合わせ、引き続き社会へも強く発信していきながら、新しい普通科のトップランナーとして走り続けていこうと考えています。
自らが人生で成し遂げたいことを明確に据えて、「これができたらきっと誰かが喜ぶんじゃないか」と胸を膨らませて自ら心のエンジンに火をつけ、学びを自走し、多様な他者と関わりながら、自らの手で自らを育てていこうとする生徒があふれる学校。そんな新しい景色をこの学校で実現することを目標に今年度も力を尽くしてまいります。
令和8年4月1日
広島市立美鈴が丘高等学校
校長 合田和広
校長通信
令和8年度
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